通信機器関連会社

中でも、アメリカのある企業は、当時ではかなり独創的な販売手法とブランディング戦略によって、顧客満足度を向上させ、確かなブランド力を築くことができたのです。この企業が他の通信機器関連会社と違っていた最大の特徴は、パソコンの販売を小売店では行わないで、インターネットを介して直接消費者に販売する手法を慣行的に行ったことでした。このような状況のもと、販売シェアを獲得するのと同時に、通信機器関連の各社は自社のブランドを確立することを最優先課題として、それぞれが独自の手法によって企業ブランディングを図ってきました。 パソコンやプリンターなどを扱う通信機器関連の需要は、近年、飛躍的に高まり、最も活気のある市場にまで発展しました。その一方で、激しい競争が繰り広げられる中、それぞれの会社が技術力を駆使して新商品の開発に力を入れ、次々と市場にニューモデルが短いスパンで流通しています。さらに、購入後の徹底的なアフターフォローも、顧客満足度を向上させる大きな要因となったのです。 食品業界と同じように、消費者需要の高いマーケットであるほど、マーケティングは大きな力を発揮するのです。つまり、通信機器関連会社の場合、優れたマーケティング力が企業ブランディングに影響を大きく与えるファクターと言って良いでしょう。 卸売業者の介入なしに販売する手法は、当然、販売価格を値下げさせたり、価格面での差別化を図ったりすることができるようになります。この企業がブランディング戦略や販売戦略を成功させた裏側には、マーケティングの緻密な戦略によって、常に活気付いたマーケットの動向を把握するというプロセスがありました。